
医歯学総合研究科
医科学専攻 修士課程
佐藤 夏美
インタビュー

これまでのご経歴と、現在の研究内容についてお聞かせください。
筋萎縮性側索硬化症(ALS)の研究に取り組んでいます。ALSは、根本的な治療薬や有効な治療法が確立していない神経難病です。私の研究では、ALSの病態メカニズムに関与している可能性のある遺伝子を対象に、分子生物学的な実験を進めています。

脳の研究に取り組むことを決めたきっかけと、脳研究所への大学院進学を決めた理由についてお聞かせください。
中学生の頃、漫画『宇宙兄弟』を通じてALSを知りました。登場人物のせりかさんが国際宇宙ステーション(ISS)で研究する姿に憧れたことがきっかけです。学部4年生時に、ALSなどの神経難病に関するより専門的な研究ができる場所があるか調べたところ、脳研究所の存在を知りました。研究室見学を通じて、自分が追求したいテーマで研究できると実感し、大学院への進学を決意しました。

脳研究所の研究環境の魅力は何でしょうか。
培養細胞・マウス・魚などのさまざまな研究対象をもとに、神経難病や老化に関する脳研究を行っていることが魅力だと思います。

終業後や休日はどのようにお過ごしでしょうか。趣味やリフレッシュ方法がありましたらご教示ください。
新潟駅、万代シティ、古町に歩いて出かけます。以前は歩くことに消極的でしたが、新潟には魅力的な店舗が数多くあり、飽きることなく楽しめます。特に、寿司やラーメンなどの美味しい食べ物が多く、友人と食事に出かけることでリフレッシュになっています。

今後の目標についてお聞かせください。新たに学んでみたいことや、挑戦してみたいことはありますか。
英語:論文を読むことやミーティングで用いるため、もっと勉強することを目標としています。
実験手技の向上:再現性が取れる安定した実験手技を身につけたいです。

脳研への大学院進学を検討している方へのメッセージをお願いいたします。
脳研究所や各分野の研究に興味があるのであれば、一度連絡を取り研究所に訪れてみてください。先生方の研究内容を聞くことや研究室を見学することで、進学への意欲が高まると思います。私は4年間の大学生活で主に生物を中心に学んできており、医学や脳の研究は専門外でした。しかし、研究室見学を通じて、「ここで研究したい」と強く思うようになり、現在は脳研究所で先生方の指導のもと研究を行っています。脳研究所では多様な医学・脳研究が行われており、きっと自分の興味に合った研究分野が見つかるはずです。ぜひ脳研究所への進学を検討してみてください。
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