メンバー

准教授
武井 延之
TAKEI Nobuyuki
助教
岩倉 百合子
IWAKURA Yuriko
助教
岡田 正康
OKADA Masayasu

研究概要

 細胞は外部からの刺激をうけて機能を変容します。私達は脳の細胞である、神経幹細胞、神経細胞、グリア細胞、そして脳腫 瘍細胞の培養系を用い、外部からの刺激(神経伝達物質、ペプ チド、神経栄養因子、増殖因子、サイトカイン、栄養素、温度変化) によって、細胞内のシグナル伝達系の変化と代謝の変化という生 化学的反応が、増殖や分化といった生物学的応答に変換される 過程を研究しています。齧歯類の初代培養やヒトiPS細胞を用い、 正常発達過程と病的変化の過程を追っていきます。正常細胞と 腫瘍細胞のシグナル系/代謝系の比較から、神経幹細胞の増殖 /分化のスイッチ機構を解明し、それを腫瘍の増殖抑制→制癌 へとフィードバックします。また冬眠哺乳動物であるシマリスの神経 幹細胞を用い、温度変化による細胞内代謝変化のメカニズムを 解析し、シマリスの持つ長寿命、かつ発癌抵抗性の謎にも迫り、ヒ ト細胞への応用を目指します。

樹状突起や成長円錐での刺激に応答した局所的蛋白質合成
冬眠シマリス脳からの神経細胞初代培養:MAP2免疫染色
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