-
大学院生の生活2023.10.03柴山 夏蓮「ヒト脳機能イメージングによる相対音感獲得の脳基盤の解明」を柱に、現在相対音感の研究を進めています。絶対音感の一般的な評価、訓練方法が存在する一方で、相対音感についての方法は確立されておらず、日常の音楽活動を通じてある程度自己学習していますが、詳細は分かっていません。そもそも音楽は音高の相対的な関係で成り立っているので、音楽を理解するためには相対音感は重要です。実験では、作成した音感課題を実験参加者に行ってもらう等の行動実験や、脳波の測定を行っています。訓練による脳活動の変化を楽しみに日々実験を進めています。
-
若手研究者の活躍2023.09.28小池 佑佳 助教新潟大学医学部医学科を卒業後、新潟大学医歯学総合病院をはじめ、新潟県内の複数の病院で、神経内科医としての研鑽を積んで参りました。その中で、新潟大学大学院医歯学総合研究科 神経内科学分野に入学し、神経変性疾患の分子病態研究を開始しました。博士号取得後は、メイヨークリニックフロリダへの研究留学を経て、現在、分子神経疾患資源解析学分野で、神経変性疾患の研究に従事するとともに、神経内科医として診療に当たっています。
-
大学院生の生活2023.09.26ジャナ アルフィ ラウダチル私たちの研究室では神経変性疾患に主眼を置き、臨床および分子遺伝学的研究を行っています。現在私は、タウオパチーを中心とした研究に取り組んでいます。タウオパチーは臨床的、形態学的、生化学的多様性で知られる疾患群です。これらの疾患は、タウタンパク質が一対のらせん状フィラメント(PHF)や神経原線維変化(NFT)に凝集することで特徴づけられます。私は、バイオセンサー細胞を用い、様々なタウオパチーが示すタウ播種能について掘り下げる研究をしています。具体的にはプロテオミクス的アプローチを用い、タウオパチーごと、および脳の部位ごとに比較しています。
-
大学院生の生活2023.09.20八木 千裕新潟大学入学前から、新潟大学の脳研究所は最先端かつ革新的な研究を行う施設として、その名を耳にしておりました。耳鼻咽喉科の主任教授より、平衡覚と脳機能との関係について、脳研究所の先生方にご助力頂き研究を進める案があるという話を聞き、新潟大学が誇る脳研究所で研究に携わることができたなら、何にも代えがたい経験となるに違いないと思い、門を叩かせて頂きました。
-
若手研究者の活躍2023.09.20ドウニョン ゴッドフリッド 助教京都大学大学院薬学研究科で主に薬用植物由来の化合物の鎮静活性、抗不安作用、抗うつ作用の研究に取り組み、博士号(薬学)を取得しました。その後、脳疾患に興味があったため、2022年に脳研究所の一員となりました。
-
脳研から羽ばたいた研究者2023.01.01中本 千尋 博士修士課程、博士課程、および2年間の博士後研究員の計8年間、新潟大学脳研究所の﨑村建司先生の研究室で、主に分子生物学、生化学、行動解析学等を学びました。 代表的な研究内容としては3つです。 1.グルタミン酸受容体デルタ1型サブユニット(GluD1)欠損マウスの解析から、GluD1欠損によりうつ病様行動が亢進し、さらにその亢進はセロトニン再取り込み阻害剤によって回復するという予想外の結果を得ました。