メンバー

教授
田井中 一貴
TAINAKA Kazuki
助教
内田 仁司
UCHIDA Hitoshi
助教
劉 歆儀
LIU Xinyi

研究概要

 本分野では、独自に開発してきた組織透明化技術と高速3Dイメージングを組み合わせ、脳をはじめとする生体組織を立体的に可視化する「3D神経病理学」の確立を目指しています。最近、頭蓋骨を除去せずに生きたマウスの脳を観察できる新しい透明化法「SeeThrough」を開発し、生体脳の最小侵襲・長期イメージングを実現しました(Liu et al., Nat Commun, 2025)。また、組織透明化と適合する活性化型蛍光プローブを化学的に設計し、全身・全臓器スケールで組織内の低酸素状態を3次元マッピングする技術を構築しました(Sakamoto et al., ACS Nano, 2024、共同研究)。さらに、多重in situ hybridizationとAI解析を組み合わせ、全脳スケールで遺伝子発現を細胞単位で定量する技術にも参画しています(Murakami et al., Neuron, 2026、国際共同研究)。透明化を起点とした3Dイメージング基盤を、脳疾患の発症機構の解明と新たな診断・治療研究へつなげることを目指しています。

シート照明型蛍光顕微鏡 MVX10-LS(オリンパス社製)。マウス全身などの大型サンプルを低倍率・広視野で3Dイメージングする。
シート照明型蛍光顕微鏡 BLAZE(Miltenyi Biotec社製)。全脳や全臓器などの中型サンプルを高速かつ高解像度で3Dイメージングする。
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