2022年05月09日

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脳研コラムを更新しました

システム脳病態学分野 田井中 一貴 先生による「死後のヒト脳検体を透明化して高解像度に観察する」を掲載しました。

現代の組織病理学は、19世紀後半提唱された「細胞病理学」に基づいた、光学顕微鏡を用いた2D組織切片における細胞の異常の観察により体系化されてきました。
なかでも機能が殊更複雑なヒト脳などの臓器においては、2D画像に加えて、立体的な形態変化の観察が求められてきました。
しかしながら、3D画像を得るためには膨大な労力と時間を要するプロセスが必要とされ、一般的な観察手法としては定着に至りませんでした。

ところが、近年、高速に光学的な断層像を取得する「組織透明化・3Dイメージング技術」が開発され、3D画像に基づく病理診断技術への道が拓かれました。

今回のコラムでは、ヒト脳剖検組織サンプルの組織透明化およびホールマウント免疫染色技術について解説しています。

▶死後のヒト脳検体を透明化して高解像度に観察する

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