治療困難である脳梗塞に対する 『末梢血単核球を用いた新しい細胞療法』の開発

2019年11月18日

概要

新潟大学脳研究所神経内科学分野の畠山公大 特任助教,金澤雅人 准教授,二宮格(大学院生),小野寺理 教授,岐阜大学大学院医学系研究科脳神経内科学分野の下畑享良 教授らの研究グループは,末梢血液中に存在し、脳梗塞後の病態に関与する単核球が,薬剤を用いない簡単な低酸素低糖刺激で,組織を修復する能力を活性化することを初めて見出しました。この細胞を脳梗塞ラットに投与したところ,その後遺症が大幅に改善しました。本発見は,脳梗塞の画期的な治療法につながるものと期待されます。単核球:血液中にある白血球の一分画。通常は炎症に関与する細胞。

本研究成果は,脳梗塞に対する,末梢血単核球を用いた新しい細胞療法についての論文が,Scientific Reports誌に2019年11月14日(木)午後7時(日本時間)に公開されました。自然科学および臨床研究のあらゆる領域を対象とした,ネイチャー・パブリッシング・グループのオープンアクセスの電子ジャーナル

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