アフリカメダカがパーキンソン病に罹患することを報告しました
2019年02月13日
概要
アフリカメダカ(Nothobranchius furzeri)はアフリカのモザンビークなどに棲息する小型魚類です。そこには長い乾季がありすみかである池や沼からは水がなくなります。そのため成魚はそれ以上生きていくことはできません。土の中に乾燥に強い卵を生み、その卵が乾季を耐え雨季に孵化することで種として続いてきました。彼らは脊椎動物の中で最も短命な種の一つでかつその5ヶ月程度の寿命の間に顕著な老化徴候を示します。私達は彼らがその5ヶ月の間にドパミン神経変性およびαシヌクレインの蓄積を呈することを見出しました。またその神経変性が老化及びαシヌクレインに依存していることを報告しました(Matsui et al., Cell Reports, 2019)。
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論文(平成31年2月12日 掲載)
研究分野
脳病態解析分野 松井研究室