新しい神経の成長・再生マーカーを発見しました

2018年07月02日

概要

脳研究所 脳神経外科学分野の岡田 正康特任助教(医歯学総合病院),藤井 幸彦教授,及び医歯学系神経生化学分野の河嵜 麻実特任助教,玉田 篤史研究員,五十嵐 道弘教授らの研究グループは,伸長している神経(成長円錐)におけるタンパク質のリン酸化を網羅的に解析し,神経成長関連タンパク質であるGAP-43の96番目のセリン残基のリン酸化(pS96)を発見し,このpS96が成長・再生する神経軸索で特異的に起きていることを発見しました。
pS96は,神経の成長や再生の分子マーカーとなるとともに,軸索伸長や再生のメカニズム解明に役立つものと考えます。

この研究成果は,平成30年6月29日のiScience誌(責任著者:五十嵐 道弘教授; 当該の雑誌は,世界的な実験医学ジャーナルである"Cell"の姉妹誌,学際的分野の重要な論文を速報する目的で本年3月に創刊されたオープンアクセスジャーナル)に掲載されました。

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