抗酸化剤が精神病モデル動物の認知行動障害の発症や病態を改善しうることを明らかにしました
2016年06月20日
概要
新潟県立大学の永野忠聖(ながの たださと)講師、脳研究所分子神経生物学分野の那波宏之(なわ ひろゆき)教授らの共同研究チームは、強力な抗酸化剤であるトロロックス(ビタミンE誘導体)やエダラボンの慢性投与は、上皮成長因子(EGFR)シグナルを阻害するとともに、統合失調症モデル動物の認知行動異常の形成を阻害するばかりでなく、 治療効果を発揮することを明らかにしました。この成果は平成27年10月17日に,Current Topics in Behavioral Neurosciencesのオンライン版に発表されました。
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図は,模式的にねずみの認知行動障害がトロロックスやエダラボンで改善することを示す。