論文発表:周産期炎症性サイトカインによる可塑的なドーパミン神経支配異常-統合失調症との関連

2011年10月19日

概要

当分野の研究成果を2011年10月12日発行のPLoS Oneに発表した (Sotoyama et al (2011) Pallidal hyperdopaminergic innervation underlying D2 receptor-dependent behavioral deficits in the schizophrenia animal model established by EGF. PLoS One 6(10): e25831)。この研究により、周産期において炎症性サイトカインの一つである上皮成長因子(EGF)が末梢から異常に作用することにより淡蒼球におけるドーパミン神経支配を過剰にすることが解った。この異常なドーパミン神経支配は成熟後まで維持され、統合失調様の行動異常を引き起こすことが明らかになった。

研究分野

研究成果・実績
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