2026年04月08日
第16回新潟大学脳研究所共同研究拠点国際シンポジウムを終えて
2026年3月2日(月)、第16回新潟大学脳研究所共同研究拠点国際シンポジウム「Evolutionary Genomics: From Biodiversity to Human Disease」が開催されました。
今回の国際シンポジウムでは、脳研究所の新たな研究イニシアティブとなる「進化脳病態学」の確立に向けた議論を深めることを目的として、進化ゲノミクス分野の多様な研究領域を代表する先生方を招聘し、最先端の研究成果をご紹介いただくとともに、病気の進化的起源やヒト脳の進化的特徴の解明に向けた新たなアプローチおよび戦略について議論を行いました。
海外からはKim Hie Lim先生(Nanyang Technological University)、Janet Song先生(Harvard University)、Wen Hu先生(Weill Cornell Medicine)に現地参加いただき、世界最前線の研究についてご講演いただきました。国内からは二階堂雅人先生(東京科学大学)、井上詞貴先生(京都大学)、鈴木郁夫先生(東京大学)、松波雅俊先生(琉球大学)、また新潟大学からは松井秀彰先生、松本壮吉先生、藤戸尚子先生および吉田が最新の研究成果を発表しました。
本シンポジウムは大きく三部構成とし、第一部ではヒト脳の進化ゲノミクス、第二部ではヒト集団と病原体の進化ゲノミクス、第三部では疾患メカニズムの進化ゲノミクスに関する研究発表が行われました。それぞれの関連性が整理されるとともに、集団ゲノミクスから脳病態の原因となるゲノム因子の解析に至るまで、極めて幅広い内容が扱われました。これにより、異分野融合による新たな研究展開の方向性が示されました。これらの成果は、今後の国際的な共同研究体制のさらなる加速に資するものと考えられます。
末筆になりますが、本シンポジウムでご講演頂きました先生方、座長を務めていただいた先生方、ご参加いただきました皆様、ならびにシンポジウムの準備・運営に当たりました事務の方々に、ここに厚く御礼申しあげます。
(文責:システム脳病態学分野・進化脳病態学研究室 吉田 恒太)

























