2026年02月12日
第15回 生理研‐ヒト進化センター‐脳研 合同シンポジウムが開催されました
第15回を迎える合同シンポジウムが、2026年2月5日(木)・6日(金)に、愛知県犬山市の市民交流センター「フロイデ」にて完全オンサイト形式で開催されました。自然科学研究機構 生理学研究所、新潟大学脳研究所、京都大学ヒト行動進化研究センターの3研究所に加え、今回は名古屋市立大学医学研究科からもご参加をいただき、研究所間の連携の輪がさらに広がるシンポジウムとなりました。
▸ 第15回 生理研‐ヒト進化センター‐脳研 合同シンポジウム プログラム
シンポジウムでは、3研究所から計10件の口演セッションが行われ、若手研究者・大学院生を中心とした意欲的な発表が続きました。ゼブラフィッシュを用いた自閉症モデルの環境依存的行動解析、CRISPR/Casによるゲノム編集技術の新展開、蛍光寿命イメージングによる神経回路の多重可視化、さらには霊長類の情動と認知の相互作用に至るまで、分子・細胞レベルから個体・行動レベルまでを横断する多彩な研究が披露され、活発な質疑応答が交わされました。また、33件のポスター発表では、脳腫瘍研究からMRI解析、マーモセットの社会行動モデリングまで幅広いテーマが並び、会場のあちこちで熱心な議論が繰り広げられました。
特別セッションとしては、生理学研究所・伊佐 正所長より「霊長類における感覚-運動・認知-行動およびそれらの機能回復の神経回路機構」、同研究所・久保 義弘教授より「イオンチャネル研究の魅力」のご講演をいただきました。非ヒト霊長類を用いた神経回路研究の最前線から、イオンチャネルの構造機能連関における新発見まで、基礎神経科学の深みと広がりを存分に感じさせる、大変刺激的な内容でした。
今回は生理学研究所から26名、新潟大学脳研究所から19名、京都大学ヒト行動進化研究センターから17名、名古屋市立大学医学研究科から8名、合計70名の参加を得ました。犬山の地で対面ならではの密な交流が実現し、ポスターセッション兼情報交換会では研究分野や所属を越えた活発なネットワーキングが行われるなど、終始和やかかつ熱気あふれる雰囲気の中で幕を閉じました。
ご発表、ご参加いただきました皆様に心より御礼申し上げます。本シンポジウムで生まれた議論や着想が、今後の共同研究や新たなプロジェクトの種となることを願っております。回を重ねるごとに深まる研究所間の絆を糧に、引き続き連携を強化し、神経科学のさらなる発展を目指してまいります。次回の開催にも、ぜひ多くの皆様のご参加をお待ちしております。


