2023年04月26日
【開催報告】デンマーク・オーフス大学DANDRITE研究所-新潟大学脳研究所 連携シンポジウム並びに招聘イベント(2023.4.12-14)
2023年4月12日から14日まで、デンマーク王国オーフス大学トランスレーショナル神経科学研究所(DANDRITE)のPoul Nissen所長をはじめ、研究室主宰者の方々、ご家族の13名が来所され、連携シンポジウム並びに招聘イベントを開催しました。
連携シンポジウム開催内容
DANDRITEと脳研とは、国際共同研究事業により、共同研究が開始したことから交流が展開し、2019年11月25日にオーフス大学DANDRITEにて、共同研究交流に関する覚書を締結し、シンポジウムとオーフス大学の施設や研究室を見学し、研究ディスカッションを行ったことから連携が続いています。COVID-19の影響で、しばらく延期していましたが、ようやくオーフス大学DANDRITEの皆さんが新潟に来訪され、新潟大学の旗印となる特徴的な研究と研究環境をよく知ってもらう機会が実現しました。
4月12日午前は、遺伝子機能解析学分野、統合脳機能研究センター、細胞病態学分野、システム脳病態学分野(田井中研究室)を見学し、4月12日午後から13日午前まで、連携シンポジウムを開催しました。牛木辰男 学長、末吉邦 研究・大学院 担当理事・副学長も参加され、DANDRITEの研究室主宰者から8演題、医学科教授、脳研教授と若手研究者、並びに那波宏之 前脳研究所長(現 和歌山医大教授)から12演題が発表され、2日間でのべ187名が集い、活発な議論が行われました。
4月13日午後から、新潟市内の旧齋藤家別邸、今代司酒造、峰村醸造の見学、ピア万代を訪れ、交流を深めました。また、会期中の意見交換会等で、多くの共同研究が提案されました。
4月14日午前は、脳病態解析分野(松井研究室、杉江研究室)、システム脳病態学分野(上野研究室)を見学し、そしてDANDRITE研究者が高い関心を持っている病理学分野とヒト脳バンクを訪れました。
Poul Nissen所長をはじめとしてDANDRITE研究所の皆さんは、今回のイベントを通して、神経科学を中心とした基礎から臨床までの幅広い研究内容と研究施設をご覧になり、大変に感心されていました。このようにDANDRITE研究所および新潟大学の研究者間の親密な交流が行われ、これからの共同研究の発展に向けて、実りの多いイベントになりました。また、オーフス大の皆様は、新潟の満開の桜を少しご覧になると共に、新潟の来訪をとても楽しまれていました。
本イベントの計画段階から、多岐に亘り詳細な準備と進行に尽力された関係者の皆様に深く感謝いたします。
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