2023年02月08日

イベント

第12回 生理研−ヒト進化センター−脳研合同シンポジウムが開催されました

12回を迎える3研究所(自然科学研究機構生理学研究所、京都大学ヒト行動進化研究センター、新潟大学脳研究所)の合同シンポジウムが、202322()3()に開催されました。今回は、コロナ禍を乗りこえオンサイトでの交流を復活し、ハイブリッド形式で生理学研究所のある岡崎で行われました。

シンポジウムには2日間で延べ137名が参加し、3研究所から10の講演が行われました。また今回は、新たに若手・大学院生の口演セッションが設けられ、12のフレッシュなトークが展開されました。最新のデータをもとに英語で活発な討論がなされ、研究のさらなる展開や新たな共同研究の芽が期待される貴重な場となりました。

また特別セッションとして、本年度で定年となられる生理研の南部 篤教授から「Hidden codes of the basal ganglia」、定藤 規弘教授から「間主観性とコミュニケーション:脳機能イメージングによるアプローチ」、また脳研の藤井 幸彦教授から「神経科学研究における脳外科医の役割」の講演が行われました。研究者人生とともに、蓄積されてきた膨大な研究成果をまとめた貴重なお話をいただきました。さらに若い研究者へは、「確かな技術」「独自の研究」「ヒトの脳の理解」の重要性について大変貴重なメッセージをいただきました。このスピリットは、次世代を担う研究者へ確かに受け継がれていくものと期待します。

(文責:システム脳病態学分野 上野 将紀)230202-0203.合同シンポジウム_pic_1.jpg

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