2022年02月28日
イベント
第11回 生理研-霊長研-脳研合同シンポジウムを終えて
2022年2月17日(木)〜18日(金)、ZoomおよびREMOによるオンライン形式で、三研究所(自然科学研究機構生理学研究所、京都大学霊長類研究所、新潟大学脳研究所)の合同シンポジウムが開催されました。このシンポジウムは、2010年から生理研と脳研が持ち回りでお互いの研究所を会場に毎年この時期に開催して参りました。2015年からは霊長研も参加して下さることとなり、毎年三研究所の研究者が発表を行い、熱心な議論を交わしております。現在のコロナ禍の影響で、昨年同様にオンライン形式となりました。
シンポジウムには、三研究所の研究者並びに三研究所に関連する研究者も含め、1日目には172名、2日目には125名がご参加下さり、11演題の口頭発表と40演題のポスター発表が行われました。2018年度より研究所の国際化を鑑み、発表の基本言語は英語とするよう試みを続けており、各研究者が英語で活発な討論を交わし、研究所間の交流や共同研究に結びつく場を持つことができました。
シンポジウムの後半には、特別講演として、本年度で研究所の定年となられる霊長研の高田昌彦教授が「私の履歴書:神経回路研究40年」の題で、また脳研(現所属:和歌山県立医大)の那波宏之教授が「Inflammatory Cytokines in Schizophrenia; Reviewing My 30 Years in Niigata BRI」の題で、ご自身の研究者人生を振り返ってお話しされ、併せて若い研究者へ貴重なメッセージをくださいました。
多数のご参加を頂き、ありがとうございました。謹んで御礼を申し上げます。
(文責:動物資源開発研究分野 教授 笹岡俊邦)
1日目の様子 | ||||
2日目の様子 | ||||