第8回新潟大学脳研究所共同研究拠点国際シンポジウムを終えて

2018年2月10日(土)~11日(日),新潟大学脳研究所において第8回 新潟大学脳研究所共同研究拠点国際シンポジウム「The innovative progress of neuroscientific research through the use of advanced animal models」が開催されました。海外から4名、所内の1名を含め国内からは15名のゲストスピーカーによる講演と37演題のポスター発表がありました。参加者数は、2日間でのべ250名で、いかにも新潟らしい風雪の中での開催になりましたが、熱気にあふれるシンポジウムとなりました。

今回のシンポジウムは,本研究所細胞神経生物学分野、﨑村建司教授の退官を記念して、これまで村教授と共同研究を展開してきた内外の研究者をお呼びして開催しました。村教授は、脳機能解析に特化した遺伝子改変マウス作製法を開発し、多くのモデルマウスを作製して、内外の研究者に供与してこられました。とりわけ、新学術研究での先端モデル動物作製支援プラットホーム事業の拠点としての活動や、脳研究所が推進している全国共同利用・共同研究事業を通して、広範なモデル動物作製支援をおこなっています。今回参集頂いた講師の発表された研究内容は、動物モデルを使った研究を初めとして多岐にわたりましたが、期せずして脳機能や疾患の分子レベルでの解析にフォーカスする神経科学の最前線を網羅的にレビューする内容になり、参加者に大きな感動を与えるものとなりました。また、会期中におこなわれた意見交流会や、シンポジウム後におこなわれた近隣の温泉旅館での懇親会では、参加者同士による新たな共同研究の企画が多数検討され、大変実り多いシンポジウムになりました。

最後にシンポジウムで発表いただいた演者の先生方及びポスター発表をして頂いた方々,そしてご参加いただいた皆様にお礼申し上げると共に、シンポジウムの準備と開催進行を担当いただいた関係者の方々に感謝いたします。

(文責:動物資源開発研究分野 笹岡俊邦 教授)

1日目の様子
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2日目の様子
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