柏崎高校SSH脳研究所研修が開催されました

平成28年8月22日(月),文部科学省のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校である柏崎高校の理数コース1年生29名が,脳研究所に来所し研修を受けました。この研修は,本研究所と柏崎高校とが連携して実施しているもので,将来の国際的な科学技術系人材育成を目指し,高校生へ脳科学の魅力をお伝えすることを目的としています。平成25年から実施し今回で4回目を数えました。

午前中は参加者全員で,2コマの講義を体験しました。那波宏之所長からは脳の発達について,池内健教授からは脳の病気と遺伝子の関係についての講義があり,高校の授業では学べない貴重なお話を聴く良い機会となったのではないかと思います。

午後からは4つのグループに分かれ,それぞれの分野の研究室等で実習や見学を行いました。マウスを観察したグループ,MRIを見学したグループ,顕微鏡を使って脳組織を観察したグループ等,実際の脳研究に触れる体験をしました。初めて見る装置や脳標本等に関心を持った様子で,疑問に思ったことを質問したり,真剣な表情で研修に取り組む姿が印象的でした。

柏崎高校の生徒のみなさん,ありがとうございました。

開校式の様子

那波所長講義
「ヒトの知能獲得と脳発達」

池内教授講義
「脳の病気と遺伝子の関係」

マウスの脳切片を見ながらの講義

マウスの脳に触れ研究の一部を体験

陽電子断層画像装置を体験

高磁場MRIで見える

ヒトの脳についての講義

パーキンソン病の脳組織を観察し
レビー小体をスケッチ

脳標本が作られる過程を
間近で見学

遺伝子操作を行ったマウスの
飼育施設を見学

マニュピレーターを使って
胚操作を体験

柏崎高校のみなさん
一日お疲れ様でした

■研修の様子が新聞に掲載されました。
 新潟日報(平成28年8月23日 28面),柏崎日報(平成28年8月23日 1面)
 新潟日報モアの掲載記事はこちら

※スーパーサイエンスハイスクールとは
高等学校が大学や研究機関と連携し,将来の国際的な科学技術系人材の育成を目指し,先進的な理数教育の実施や国際性を高める取り組みを進める事業です。

このページの先頭へ戻る