2012年03月12日

イベント

第2回新潟大学脳研究所共同研究拠点国際シンポジウムを終えて

平成24年3月3日(土),4日(日)の2日間にわたり,「第2回新潟大学脳研究所共同研究拠点国際シンポジウム」が行われました.本年度はThe blood-brain barrier: structure, regulation, and clinical implicationsと題したシンポジウムを企画させていただきました.血液脳関門は脳虚血をはじめ,さまざまな中枢神経疾患の病態に関わるだけでなく,神経疾患の治療薬の開発のためにその理解は不可欠です.本シンポジウムでは,血液脳関門の基礎研究から臨床に至るまで,幅広い議論を行うことを目的といたしました.

今回のシンポジウムでは,国内外において最先端の血液脳関門研究を行なっている先生方にお集まりいただくことが出来ました.海外からは講師として,血液脳関門研究の権威であるワシントン大学のProf. del Zoppo,微小血管では血栓が血管外に排出されるという驚くべきメカニズムをNature誌に報告したエール大学のProf. Grutzendler,そして血液脳関門における薬剤通過の専門家であるハンガリーのProf. Deliをお招きいたしました.また国内からも血液脳関門研究の分野における第一人者の先生方(発表順に三重大学冨本秀和教授,岡山大学阿部康二教授,東北大学寺崎哲也教授,慶応大学高橋愼一准教授,九州大学吾郷哲朗助教,当研究所五十嵐博中教授)のご講演を拝聴しました.またポスター発表も行われ,国内外から13演題の発表がありました.約100名が本シンポジウムに参加し,講演およびポスター発表においてとても活発で,濃密な議論が行われました.若い先生方にとっても,国際レベルの研究に触れる刺激的なシンポジウムになったようです.

また3日夜には,古町にて懇親会が行われ,新潟の美味しい食事とお酒を片手に,研究談義に花を咲かせました.

本シンポジウムにご講演,ご参加いただきました皆様,準備・開催に携わった多くの方々に,厚く御礼申し上げます.

神経内科学分野 下畑享良


プログラム


開会挨拶


参加者


講演


講演


ポスター発表


ポスター発表


懇親会

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