2013年02月25日

イベント

第2回脳研究所生理学研究所合同シンポジウムを終えて

第2回 新潟大学脳研究所 自然科学研究機構生理学研究所の合同シンポジウムが2月18−19日に,新潟大学統合脳機能センターにて行われました.本年は生理研から23名,本学から71名のご参加をいただき,海外招待講演者として,メイヨークリニックのZbigniew K Wszolek 教授,アルバート・アインシュタイン医科大学のRichard E Stanley教授をお招きしました.

初日は生理研,脳研の若手による英語での口頭発表,ポスター発表,その後の懇親会で,お互いの研究内容についての交流を行いました.今回は運営も脳研究所の山田謙一先生を中心とする若手学術委員会が行い,大変盛況の内に,活発な交流が行われました.

2日目は,最近発展が著しいグリアに焦点を絞り,生理研からは池中先生,鍋倉先生に,脳研究所からは,棗田先生,河内先生,池内先生,そして海外招待講演者のお二人のご講演をいただきました.アストロサイト,オリゴデンドログリア,ミクログリアに関して,基礎,臨床,両面から,Scientificに優れたご講演をいただき,活発なDiscussionが行われました.脳研にとっても,大変意義深い2日間であったと思います.また生理研の若手のパワーに,本研究所も,ますます頑張らなければと意を強くしたと思います.生理研の井本副所長のご挨拶にあったように,今のScienceは複数のテクニック,考え方を融合することが求められています.この合同シンポは,そのような関係を築き上げる格好の機会であると,改めて気づかされる2日間でした.最後に,遠方にもかかわらず,新潟までお越しいただきました,生理研の先生方,お二人の招待講演者の先生方に深謝いたします. (文責 小野寺)

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