ハイブリッド開催(対面+Zoom)
※感染対策のため、対面での参加は担当分野関係者のみとします。
その他の方はZoomでご参加ください。

米国・アラバマ大学バーミンガム校・脳神経外科・助教授

大須賀 覚 先生

"膠芽腫の治療抵抗性メカニズム その謎への挑戦"

　神経膠芽腫 (GBM)は悪性度の高い脳腫瘍で、集学的治療でも再発を防ぐことは難しい。
GBM の標準治療では約 4-6 週間にわたる反復放射線照射が行われるが、その間に腫瘍細
胞は迅速に形質変化を起こして、抵抗性を獲得することがわかっていた。しかし、その
機序は不明で、抵抗性獲得を防ぐ有効な治療も存在しなかった。我々は反復放射線治療
への抵抗性獲得機序を調べるモデルを開発し、GBM 細胞は IGF1 - N-cadherin シグナルを
介して抵抗性を獲得すること、IGF1R 阻害剤によってその機序を抑えられることを発見
した。発表では近年の発見を報告させてもらうとともに、現在進行中のプロジェクトで
あるヒト免疫系をマウス内で再現する Humanized mice を使った実験についてもご紹介
します。

▶参加を希望される方は seminar@bri.niigata-u.ac.jp へメールをお願いします。Zoomリンクをお送りします。

脳研究所事務室　
TEL: 025-227-0388, Email: seminar@bri.niigata-u.ac.jp