こえ
クラウドファンディングですがすでにたくさんの御支援を頂いており、大変有り難うございます。研究費ももちろん大事ですし成立しましたらパーキンソン病の病態解明のために大変有意義に使いたいと思っています。それとともに新潟大学の小さな研究室でこのような取り組みが行われていること、あるいは難病の研究を進めるのにあたって研究費を獲得するのに一部あるいはそこそこの研究者はとても四苦八苦しているということ、それがなるべく広く皆様に伝わればと思います。
ところで研究費はほぼ政策で大枠が決まります。国が推進している研究、今であればiPSとかAIとかでしょうか(不正確ならすいません)、それには手厚くなり、合計が決まっている以上、それ以外は削減されます。その後に誰に配分するかは大抵の場合はベテランの先生が一生懸命考えて決めます。高いもので採択率25%前後、普通は10%切るものが多いです。私達の研究室をこれまで支えてきたPrimeという研究助成は採択率5~8%です。政治家の皆様、官僚の皆様、審査員の皆様、皆様がほとんどの場合一生懸命考えた結果だと思います。それでもこの仕組みがうまくいっていないことも昨今の日本の科学の凋落を見ればまた明白です。クラウドファンディングのページをご覧いただいた皆様には、どうぞ皆様が大事だと思う研究や事業を推進するにはどういう政策がいいのか、どういう方を選ぶべきなのか、時々考えてみてください。パーキンソン病も重要ですし、他にも重要な病気や障害はあります。それに対して研究を推進する、あるいはある取り組みを実施する、そういったことを望むという声を小さくていいのであげてください。特に苦しんでいる方、生きづらさを抱えている方、そのお気持ちをどうぞどなたかに届けてください。そしてたくさんの方が罹患する病気も、まれな難病も、様々な障害も、小児もご高齢の方も、はりあげた声も小さくささやくしかなかった声も、そして声にならない想いも、、、誰かがすくえるようなそんな世の中に、と思います。