第49回(2019)新潟神経学夏期セミナー開催いたします
第49回(2019)新潟神経学夏期セミナー
~脳と心の基礎科学から臨床まで最前線の研究者、臨床家に触れて体感しよう~
期 日:2019年7月2 4日(水)~7月2 5日(木)
場 所:新潟大学脳研究所(新潟市中央区旭町通1-757)
主 催:新潟大学脳研究所 新潟脳神経研究会
受講料:無料(希望者には旅費を支給します〔若干名〕)
■ポスターはこちら
見学・体験実習コース(共同利用・共同研究拠点プログラム)
① 基礎神経科学履修コース
A. ヒト脳機能イメージング実習 定員に達したため申込は締め切らせていただきました。
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定員 1~3名
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目 的
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fMRIや脳波(事象関連電位)を用いてヒトの脳機能を調べる方法についてハンズオン方式で学びます。fMRIと脳波(事象関連電位)のどちらを使ってどのようなデザインの実験をするかは、参加者の皆さんの興味をもとに、その場で話し合って決め、皆で協力してひとつの実験を行います。もちろん私たちもお手伝いします。実験が成功するかどうかは分かりませんが、このような実際の体験を通して、ヒト脳機能イメージング法について理解を深めることが目的です。
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日 程
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7月24日(水) 10:00-11:00 オリエンテーションと実験計画の策定 11:00-12:00 実験準備 13:00-14:00 実験準備(続き) 14:00-16:00 実験 16:00-18:00 解析と考察 19:00- 懇親会(希望者)
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対 象
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ヒト脳機能イメージングに興味はあるが、これまで自分では行ったことのない方(学部生以上)を対象とします。申し込みの際は、お名前やご所属などの他、興味や経歴、当日はどのような実験をしてみたいかのアイディアをお知らせください。申し込みが定員を超える場合は、この内容を参考に選ばせていただきます。
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B. 動物実験施設見学と遺伝子改変動物作製の実際の紹介 定員に達したため申込は締め切らせていただきました。
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定員 4名
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目 的
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動物を用いた基礎研究に必須の設備である動物実験施設の内部と遺伝子改変動物作製方法の実際を見学することにより、動物実験や遺伝子改変動物の有用性と問題点を理解します。
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日 程
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7月24日(水) 10:00-10:20 概要説明 10:20-11:40 実験動物の維持・管理技術、飼育施設内見学 11:40-12:00 ディスカッション (休憩) 13:00-13:40 遺伝子改変マウス作製方法について(講義) 13:40-14:00 着替え、動物実験室への移動 14:00-17:00 胚操作、胚インジェクション、RISPRによる遺伝子改変法の見学 17:00- 移動、着替え、ディスカッション
午前の施設見学では、各種の実験動物がどのように飼育管理されているか、その現場を実際に見聞します。午後は、遺伝子改変マウス作製方法(ES細胞の培養法やCRISPR/Casシステムを用いた遺伝子改変法)について講義する他、ES細胞からキメラマウスを作出する技法である胚インジェクションや胚移植など発生工学的な実験を見学します。
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希望者は申込用紙に現在の所属と身分、連絡先とともに実験動物を用いた研究について経験の有無、現在実施中であるかどうか、今後の予定などを記載し、申し込んでください。用紙が不足する場合は別紙に記載くださっても結構です。
通常限定したスタッフしか入れない動物実験施設での見学をおこなうために限られた人員しか受け入れられません。そのために上記項目を参考に人選をおこないます。
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C. 脳の組織透明化・3Dイメージング 定員に達したため申込は締め切らせていただきました。
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定員 3名
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目 的
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マウスまたはヒトの脳組織を用いた組織透明化技術、組織の免疫染色、透明化組織の3Dイメージングの一連の操作を体験してもらいます。本実習では、特に組織透明化および組織染色における化学的な原理や考え方の習得を目的とします。
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日 程
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7月24日(水) 10:00-10:30 概要説明 10:30-16:00 組織透明化、免疫染色、3Dイメージングの一連の操作の実習 16:00-17:00 原理の解説および議論 17:00- 懇親会(希望者)
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希望者は、申込用紙に現在の所属と身分、連絡先、さらに研究の大まかな計画を記載し、申し込んでください。
スペースの限られた実験室で見学・実習を行うため、限られた人員しか受け入れられません。そのために上記項目を参考に人選を行います。
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② 脳研レジデント(臨床)体験コース 定員10~20名
脳神経外科・神経内科の臨床と基礎研究、神経病理など、脳研の臨床を二日間で概観するコースです。 医学部生はもちろん、脳神経の臨床と研究に興味のある他学部生も歓迎します。 また、新潟大学脳研究所脳神経外科・神経内科での初期・後期研修や、神経病理学に興味をお持ちの方は是非ご参加ください。 特定の科の見学等、個別対応が必要な時には、お問合せください。
日 程
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7月24日(水) 13:30- 集合、 ガイダンス 14:00- 神経病理実習(ブレインカッティング) 16:00-18:00 脳神経臨床病理検討会(CPC)
7月25日(木) 09:00- 集合、各希望科に分かれて実習
神経内科:病棟見学、回診、研究紹介など 回診、病棟見学に加えて、神経疾患における診断で最も大切なこと、問診の重要性(初代椿忠雄先生の記された"問診十か条"、神経診察のレクチャーOSCE)、当科で行っている研究の紹介(変性疾患、神経免疫、脳虚血)も行います。個々人のニーズを踏まえて対応いたします (終了時間は16:00頃) 。
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脳神経外科:手術見学、研究体験など 09:00- オリエンテーション 10:00- 手術見学1 12:00- 昼食 13:00- 手術見学2 *手術の流れや進行状況に応じて、適宜、脳神経外科病棟・医局見学も予定します。 17:30-(参加者に応じて懇親会)
対象は医学部生(5~6年生)および卒後研修医です。 新潟大学脳研究所脳神経外科での初期研修、後期研修に興味をお持ちの方はぜひご参加ください。手術見学のため、人数を4-5人に制限させて頂きます。
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神経病理:標本観察、検討会参加、研究体験など 09:00- 検討会(神経疾患の手術例・剖検例の組織標本検討会) その他、ラボ見学、研究紹介、研究体験など。
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※本セミナーは日本神経学会認定医更新取得単位の対象です。
参加申込方法:こちらのフォームよりお申し込みください。
問い合わせ先:新潟神経学夏期セミナー事務局・山田
〒951-8585 新潟市中央区旭町通一番町757 新潟大学脳研究所事務室
Tel:025-227-0388, Fax:025-227-0507, Email: seminar@bri.niigata-u.ac.jp