文部科学大臣認定制度 共同利用・共同研究拠点
「病理リソースを活用した脳神経病態共同研究拠点」事業

新潟大学脳研究所は平成22年4月より,文部科学省の共同利用・共同研究拠点「脳神経病理標本資源活用の先端的共同研究拠点」として認定され,ヒト脳疾患の克服を目指し,本研究所が所有する膨大な脳神経疾患に関わる資源と,それに関わる専門的な知識・技術をわが国の脳科学研究者コミュニティに公開し,脳神経病理学とその関連分野において多様な共同研究を創出し,実施してきました。その結果,脳神経疾患の病態メカニズムの解明につながる数多くの実績を挙げてきました。
脳研究所の活動が文部科学省の評価を受け,平成28年4月1日から共同研究領域の広がりを踏まえて,「脳神経病理資源活用の疾患病態共同研究拠点」に拠点の名称を変更し,更に令和4年度からは「病理リソースを活用した脳神経病態共同研究拠点」の名称で,共同利用・共同研究拠点として認定更新されています。

認定内容

拠点名:病理リソースを活用した脳神経病態共同研究拠点
認定期間:令和4年4月1日~令和10年3月31日

目的・意義・必要性

本研究所に蓄積されてきた世界有数規模の脳神経病理標本資源と最先端の脳機能画像解析技術を基に,アルツハイマー病等の脳神経疾患に関する脳病理・病態解析,早期診断技術開発,進行抑制治療に向けた橋渡し等の課題を先進的に研究し,その成果を発信するわが国唯一の共同利用・共同研究拠点として,世界をリードします。

取組内容

本拠点は、第2期および第3期中期目標・中期計画期間における共同利用・共同研究拠点としての活動実績を元に、その強みである、ひと疾患脳リソース、脳疾患ゲノム・生体試料、モデル動物開発技術、脳画像解析技術、さらに第3期に整備した神経システム解析技術(組織透明化、選択的神経回路・神経細胞標識、PET画像)を駆使し、脳疾患の病態解明と治療法開発を行います。

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国立大学共同利用・共同研究拠点協議会提供「知の拠点【すぐわかアカデミア。】」のご紹介

本研究所は,全国共同利用・共同研究拠点協議会に加入しており,他の共同利用・共同研究機関と相互に連携を通じて共同利用・共同研究を振興し,日本の学術発展に寄与しております。

国立大学共同利用・共同研究拠点協議会提供『知の拠点【すぐわかアカデミア。】』では,毎月2件更新される動画配信の講義を通じて、学問の最先端の様子を広く一般の方々や学生の方々にお届けしています。

こちらのサイトでは,各拠点の活動内容もわかりやすく紹介されていますので,是非ご覧ください。

国立大学共同利用・共同研究拠点協議会ホームページ 知の拠点【すぐわかアカデミア。】こちらから

なお,2020年5月15日にシステム脳病態学分野の上野 将紀 教授の講義が以下にて配信されました。

講演4:すぐにわかる体を動かす神経回路 ~その仕組みと病気の研究~
上野 将紀 教授(新潟大学脳研究所)

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