新潟大学ジュニアドクター育成塾にて脳研究所の体験学習を開催しました

8月25日(日),新潟大学脳研究所において,新潟大学ジュニアドクター育成塾のマスタープログラムの一環である「第4回:見てみよう!ヒトの脳と心~ヒトの脳を見てその不思議を感じ考えよう~」と題した体験学習を開催しました。

本事業は,国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)次世代人材育成事業「ジュニアドクター育成塾」に今年度採択された,新潟大学理学部が中心となって実施している事業です。新潟や近隣県の意欲ある小中学生を対象に,生物多様性などの課題をグローバルな視点で理解し,自然と人間を愛し,共生を実現する未来の科学人材の育成を目的としています。新潟大学を中心に,連携大学(福島大学,新潟薬科大学,新潟工科大学)と県内の博物館・植物園・企業などが協力して,地域の特色を活かした教育プログラムを提供するものです。

脳研究所の体験学習では41名の参加がありました。那波宏之所長(分子神経生物学分野)から挨拶及び「脳の見る物や聴く音はニセモノ」と題した講義がありました。休憩を挟み,藤井幸彦教授(脳神経外科学分野)から「ぼくらは脳の病気と戦う科学者」と題した講義が行われました。2つの講義の後,4つのグループに分かれ各分野の研究室を見学し,顕微鏡で脳を観察する体験(病理学分野・柿田明美教授)や,マウスの脳や体の仕組みを調べる体験(動物資源開発研究分野・笹岡俊邦教授),メダカからヒトの病気のメカニズムを教わる授業(脳病態解析分野・松井秀彰准教授)や,昆虫の脳のはたらきを操作する体験(脳病態解析分野・杉江淳助教)等を行いました。

受講生からは「面白い!すごい!」といった声があがり,目を輝かせ感激した様子で参加していました。今回の体験から脳研究のおもしろさに触れ一人でも多くの科学者が生まれることを願うばかりです。

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