柏崎高校SSH脳研究所研修を開催しました
平成29年8月18日(金),文部科学省のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校である柏崎高校の理数コース1年生23名が,脳研究所に来所し研修を受けました。この研修は,本研究所と柏崎高校とが連携して実施しているもので,将来の国際的な科学技術系人材育成を目指し,高校生へ脳科学の魅力をお伝えすることを目的としています。平成25年から実施し今回で5回目を数えました。
午前中は参加者全員で,2コマの講義を体験しました。五十嵐博中教授からは脳の可塑性について,澁木克栄教授からは意識の研究について講義があり,高校の授業に比べ専門的な講義を受ける貴重な機会となったのではないかと思います。
午後からは3つのグループに分かれ,それぞれの分野の研究室等で実習や見学を行いました。グループ別に,生きた神経細胞を観察したり,貴重な脳神経疾患の組織標本リソースを見学したり,マニピュレーターを使ってマウスの胚を操作したり,実際の脳研究に触れる様々な体験をしました。参加した生徒の方々からは,難しい内容もあったが脳についてもっと知りたいという意欲が湧いたとの感想をいただきました。
柏崎高校の生徒のみなさん,ありがとうございました。
五十嵐教授講義
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澁木教授講義
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講義の様子 |
みなさん真剣な様子で
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生きた神経細胞やグリア細胞を
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アルツハイマーの脳組織から
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凍結脳標本を保管する
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胚操作の体験や飼育されているマウスを観察 |
柏崎高校のみなさん
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■研修の様子が新聞に掲載されました。
新潟日報(平成29年8月19日 32面)
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